2010年09月23日
2008年10月下旬 元気な心音
この記事は回顧録です。
人生初の入院が悪阻で、なんともカッコ悪い思い
と
紹介されたO医師の対応がかなり悪かったこと
も手伝って、
入院一日目は消灯時間になっても、すぐに眠ることはできなかった
もちろん、慣れない環境が悪阻に拍車をかけ、
気持ち悪くて気持ち悪くて
眠れなかったというのが一番の理由だけれど・・・
そんな時に、たまたまヒットした「天国の特別なこども」を読んで、
私達夫婦が「特別な任務を引き受ける」「素晴らしい両親」
のはずはないけれど、昔からダウン症児は可愛い
と思っていたので、
「ダウン症児のママというのも、素敵な人生なのかも
」と思いながら、
つらつら夢の中へ・・・
入院2日目となった翌日、O医師の内診を受ける。
O医師は腹部エコーを充てながら、頸部浮腫が7ミリ以上あり、
21トリソミーの他に、13トリソミー、18トリソミーの可能性も示唆。
同時に、浮腫が厚ければ厚いほど、お腹の中で胎児が死亡する
可能性が高いことも告げられる
O医師:「初めての妊娠?今、何歳?」
ひーまま:「42歳になったばかりです」
O医師:「妊娠できているのだから、また妊娠できる可能性はある!」
ひーまま:(意味分からないんですけど・・・)
(それって、この子が死んでしまうと言っているみたいじゃない
)
その後、O医師が心音を聞こうとして、エコーを私のお腹に充てた途端、
「ド、ド、ドッ、ドド、ド~ン
」
もの凄い音
どうやら前の胎児の心音が微弱だったため、
ボリュームを最大にしていたようで、
「おっ、音はどうやって下げるんだ~?!」とO医師。
カーテン越しに、その慌てぶりが伝わってきて、
(カッコ悪りぃ~)と吹きだしてしまうひーまま
「ド、ド、ドッ、ドド、ド~ン
」
これは、初めて聞いたおひーさまの心音
うまい例えは出来ないけれど、競馬で最終コーナーを
各馬が回り込んで、ゴールを目指している時の音
とっても力強い音で、早いリズム
お腹の赤ちゃんは元気
お腹の赤ちゃんは頑張っている
お腹の赤ちゃんとつながっている
こんな感覚を持ちました・・・
誰が何と言おうと!
染色体異常があろうと!
私は絶対に出産する
O医師:「心音はしっかりしているし、リズムも規則正しい・・・」
「まぁ、明日の診察でも確認してみましょう・・・」
心臓がしっかりしていることが残念そうに聞こえたんですけど・・・
病棟に戻ってしばらくすると、昨日診察してくれたK医師が来て、
様々な染色体異常に関して解説してくれた。
染色体異常の場合、ほとんどが妊娠初期の段階で流産してしまう。
妊娠12週の段階で生存しているのは、13トリソミー、18トリソミー、
21トリソミーの可能性が高い。
最初にかかったクリニックの先生からは、ダウン症(21トリソミー)の
ことしか聞いていなかったので、他にも染色体異常があるんだ~
と少しビックリする。
でも、人間には23種類の染色体があって、各番号の所に両親から1本ずつ
染色体が来るため合計46本になることは知っていた。21トリソミーと同様、
他の染色体番号の所も3本になってもおかしくはないな・・・と納得もする
そして、K医師は「誕生死という言葉を聞いたことがありますか?」と・・・
全く聞いたことのない言葉で(何、それ?)という表情しかできないひーまま
K医師:「お腹の中では育っているのですが、
臍の緒を切ってすぐに亡くなるため誕生死と言います」
「これが13トリソミー、18トリソミーによく見えられます」
「中には半年から1年位生きる子もいますが、
病院から出られないまま亡くなります」
「浮腫が厚く、貴女の赤ちゃんにも、その可能性があることを
きちんと踏まえて、今後のことを考えて下さい」
「誕生死?」
初めて聞く言葉の意味を理解できないまま、
またどん底に突き落とされた気持ちになりました


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人生初の入院が悪阻で、なんともカッコ悪い思い

紹介されたO医師の対応がかなり悪かったこと

入院一日目は消灯時間になっても、すぐに眠ることはできなかった

もちろん、慣れない環境が悪阻に拍車をかけ、
気持ち悪くて気持ち悪くて

眠れなかったというのが一番の理由だけれど・・・
そんな時に、たまたまヒットした「天国の特別なこども」を読んで、
私達夫婦が「特別な任務を引き受ける」「素晴らしい両親」
のはずはないけれど、昔からダウン症児は可愛い

「ダウン症児のママというのも、素敵な人生なのかも

つらつら夢の中へ・・・

入院2日目となった翌日、O医師の内診を受ける。
O医師は腹部エコーを充てながら、頸部浮腫が7ミリ以上あり、
21トリソミーの他に、13トリソミー、18トリソミーの可能性も示唆。
同時に、浮腫が厚ければ厚いほど、お腹の中で胎児が死亡する
可能性が高いことも告げられる

O医師:「初めての妊娠?今、何歳?」
ひーまま:「42歳になったばかりです」
O医師:「妊娠できているのだから、また妊娠できる可能性はある!」
ひーまま:(意味分からないんですけど・・・)
(それって、この子が死んでしまうと言っているみたいじゃない

その後、O医師が心音を聞こうとして、エコーを私のお腹に充てた途端、
「ド、ド、ドッ、ドド、ド~ン

もの凄い音

どうやら前の胎児の心音が微弱だったため、
ボリュームを最大にしていたようで、
「おっ、音はどうやって下げるんだ~?!」とO医師。
カーテン越しに、その慌てぶりが伝わってきて、
(カッコ悪りぃ~)と吹きだしてしまうひーまま

「ド、ド、ドッ、ドド、ド~ン

これは、初めて聞いたおひーさまの心音

うまい例えは出来ないけれど、競馬で最終コーナーを
各馬が回り込んで、ゴールを目指している時の音

とっても力強い音で、早いリズム

お腹の赤ちゃんは元気

お腹の赤ちゃんは頑張っている

お腹の赤ちゃんとつながっている

こんな感覚を持ちました・・・
誰が何と言おうと!
染色体異常があろうと!
私は絶対に出産する

O医師:「心音はしっかりしているし、リズムも規則正しい・・・」
「まぁ、明日の診察でも確認してみましょう・・・」
心臓がしっかりしていることが残念そうに聞こえたんですけど・・・

病棟に戻ってしばらくすると、昨日診察してくれたK医師が来て、
様々な染色体異常に関して解説してくれた。
染色体異常の場合、ほとんどが妊娠初期の段階で流産してしまう。
妊娠12週の段階で生存しているのは、13トリソミー、18トリソミー、
21トリソミーの可能性が高い。
最初にかかったクリニックの先生からは、ダウン症(21トリソミー)の
ことしか聞いていなかったので、他にも染色体異常があるんだ~

と少しビックリする。
でも、人間には23種類の染色体があって、各番号の所に両親から1本ずつ
染色体が来るため合計46本になることは知っていた。21トリソミーと同様、
他の染色体番号の所も3本になってもおかしくはないな・・・と納得もする

そして、K医師は「誕生死という言葉を聞いたことがありますか?」と・・・
全く聞いたことのない言葉で(何、それ?)という表情しかできないひーまま

K医師:「お腹の中では育っているのですが、
臍の緒を切ってすぐに亡くなるため誕生死と言います」
「これが13トリソミー、18トリソミーによく見えられます」
「中には半年から1年位生きる子もいますが、
病院から出られないまま亡くなります」
「浮腫が厚く、貴女の赤ちゃんにも、その可能性があることを
きちんと踏まえて、今後のことを考えて下さい」
「誕生死?」
初めて聞く言葉の意味を理解できないまま、
またどん底に突き落とされた気持ちになりました



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