おひーさまのダウン症～ポジティブママの育児日記～in 香港

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この記事は回顧録です。

両親が帰った後、
「胎児水腫」、「誕生死」の次は「絶縁？」
「切るのは親子の縁ではなく、臍の緒だけにしたいわ～」と思う

でも、実はもう一つ、切らなければならないかもしれない
縁があることに気付きました

それは、「夫婦の縁」

夫は、お腹の子供が障がい児かもしれないことをどう思っているのだろう？
お腹の子供が障がい児だった場合、父と同じようなことを望むのだろうか？

色々なことが急転直下で起こり、
夫の気持ちや考えを確かめていなかったのです


もし父と同じ考え方なら、答えは一つ！
「離婚」という選択です。

結婚して未だ2年！ずっとずっと一緒に暮らして行きたいけれど
夫の美味しい手料理を食べて行きたいけれど
何よりも大切なのは「命！」
その命を消す選択を迫られるのなら、
私一人で産んで育てます


障がいだけが理由で中絶しろ！と言う奴なんか、こっちから願い下げ！
貴方を選んだ私に見る目がなったのです！
私と離婚した後は、ど～ぞ若くて綺麗な女性を再婚して下さい！

と、まだ夫の考えを確かめていないうちから、
筋肉製の頭は、色々なことを考え始める

しかも・・・
1年間は子育てをメインに、1歳になったらフルタイムに戻ろう！
それくらいの貯金はあるだろう！
でも、子供を預けられる所はあるのかな？待機児童は多そう・・・
などど妄想の世界で、「シングルマザー計画」も立て始める


色々なシナリオが出来上がった頃、夫がひょうひょうとやって来て、
「どうですか？」「悪阻は治まった？」と一応は心配しながら、
ベットサイドでお弁当を食べ始める
（人が悪阻で苦しんでいるのに、お弁当ですか？）
（やっぱり離婚かしら？）と心の中で思いながら、
浮腫が厚いこと、誕生死のこと、父に言われたことなど
これまでのことを全てを報告する。

そして、肝心要の「貴方はどう思う？」と切り出そうとした瞬間・・・

「障がい児だからというのは・・・」
「それだけが理由で中絶するのはどうも・・・」
（どうも、何っ？）←心の中で呟いたけど、相当怖い顔だったでしょう
「どうも・・・納得できないなぁ～」

（よっしゃ～）
「ありがとう・・・」
「どんな子であっても、私達の所に来てくれた子だもんね・・・」
「元気に生まれて来てもらうためにも、悪阻を早く治すよ・・・」

これを伝えるだけが精一杯でした


夫が帰った後・・・
この人と結婚して良かったぁ～
さすが私が選んだ人だ～
千代の富士の次に、男の中の男


あら？さっきまでの妄想は何処へやら～！？



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