2013年07月04日
羊水検査を考える
このカテゴリーの前回の記事で、新型検査では誤った陽性が
比較的少ないので、羊水穿刺をしなくて済むことの利点
を
挙げました
陰性と出て実は陽性のケースが、逆のケースより
10倍多いことには疑問が残りますが・・・
なので、羊水穿刺による破水のリスクを考えると、
私自身は、新型検査もありだ
と思っています。
これは、新型検査が「命の選択」に繋がるという意見とは、
全く別の次元での経験者からの強い想いです
私の場合、妊娠後期妊に娠糖尿病による羊水過多となり、
羊水を抜かなければ(羊水穿刺をしなければ)、破水のリスクが
あったし、逆に、抜くことでの破水のリスクもあったのです
でも、最終的には、かなりの過多となってしまい、
抜かざるを得なかった状態でした
そして、抜いた羊水の有効利用?
として羊水検査を受け、
おひーさまにダウン症があると判ったという流れです。具体的には、
妊娠糖尿病の管理入院中の妊娠8カ月の時に、羊水穿刺が
行われ、出産のちょうど1ヵ月前に陽性であることを知りました。
妊娠8カ月位までは、羊水検査=中絶と思い込んでいた私
羊水検査で判ることは、染色体異常のみで、費用対効果が低い
(こんな時にも、損得勘定
の出るわたくし
)
破水のリスクは1/300で、ダウン症の発生率1/1000より高い
という2つの理由からも、「羊水検査なんて、死んでも受けな~い
」でした。
でも、その考えを一変させたのが、外来の担当医で後に
帝王切開の執刀医となるI先生のお言葉
「お腹の赤ちゃんの十二指腸閉鎖がダウン症によるもの
なのかどうかを先に知っておくと、我々の対応も違います。
早期に色々と準備が出来ます。どうせ抜かなければならない
羊水です。それをそのまま検査に出しませんか?」
この説明で、羊水検査=命を守る手段!に変わりました
「赤ちゃんの命を守るための羊水検査だったら喜んで~
」と、
まな板の上の鯉状態で臨んだ羊水穿刺は・・・
ほんと~~~~~~に怖かったです


何が怖かったのかというと・・・
エコーを見ながら、羊水を抜いているI先生の顔
「外来では、いつも穏やかで、優しい先生
」
「でも、今日は真剣かつ強張った表情
」
「それほどまでに危険なことをされてるってこと~?
」
確かに、お腹の上には太~~~い注射が刺さっていて・・・
(羊水穿刺は意外に原始的で、注射で羊水を抜いてました)
「これって、感染のリスク大よね?
」
「赤ちゃんが動いて、針に触れたら・・・?
」
「あっ、だから、破水するのか・・・
」
心の中で色々な独り言を何度も何度も叫んでいて・・・
「S先生が事前説明で、『仮に破水したとしても、赤ちゃんは
十分大きくなっているので、保育器の中で育ちますよ』って
言ってたでしょっ!だから大丈夫
」
「うっ
でもまだ3月なので、早生まれになるのは嫌だな・・・」
「特に、障がいがあった場合、困るな・・・」
「っていうか・・・なんでS先生までいるの~
」
「羊水を抜いているI先生だけでいいじゃない・・・」
先のことが考えられるようになったり、周りにも目を向けられるように
なったのは、少しずつ緊張が解けていった証拠だったのでしょう
がっ
またもや、私を緊張かつ恐怖に追い込んでくれたのは、
慌てて入ってきた看護師さんとI先生とのやり取り
看護師:「○○助産院から緊急搬送の要請が来ていますが、
受けてもいいですか?」
I先生:「今、手が塞がってるから、断わって!」
「え~~~~っ
S先生がいるじゃないですかぁ~
」
「S先生、行って下さい。つっ立てるだけだから、行けるでしょ?」
「って、私が決めることじゃないけど・・・
」
「市内で一番大きいこの大学病院に断られて、行く所あるの?
」
I先生とS先生の顔を交互に見ながら、またもや大きな独り言
そして、大きな恐怖心again
羊水穿刺って・・・
緊急搬送の妊婦さんを断わってまで!
先生二人体制でやらなければないほど!
リスクの高い物なんだ~


この間、10分~15分位だったでしょうか?
無事に羊水穿刺を終えたものの、緊張と恐怖心からか、
喉カラカラ
、ビチョビチョ検査着
のまま、
車イスで病室まで運ばれるわたくしがおりました


私の場合は、羊水過多のため750mlも羊水を抜いたので、
(先生の予想より少なかったそうですが)羊水検査のための量と
比べて、時間がかかったし、リスクも高くなったのだとは思います。
ただ、お腹に針を刺して羊水を抜くという行為によるリスクそのもの
に大きな違いはないと思います。
I先生の仰った通り、事前にダウン症があることが分かっていたので、
出産前日には、NICUにおひーさまのベットが用意されているなど、
先生方も万全の体制で臨んで下さいました<m(__)m>。
私自身も、我が子にダウン症があることを知って過した出産までの
1ヵ月間は、色々な準備が出来て、非常に充実していました
「死んでも受けない!」と決めていた羊水検査は、私の場合、
結果的に、「命を守る手段
」と化しました。
羊水過多という「災い転じて福となった
」感じです
なので、今でも、染色体異常を調べるという目的のためだけには、
リスクの高い羊水穿刺に臨むことは、出来なかったと思っています。
そして、あれから4年以上経ちましたが、搬送を断わられた
妊婦さんのことは、未だに気になっています。
「今日の拍手
」
父母会の会議の合間に、園外保育から
帰って来たおひーさまの姿を発見!
ゆっくりだけど一人で上履きに履き替え、
手すりを使って階段を上がって行く姿に、
「頑張ってるね~❤」と隠れて小さく拍手!!
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比較的少ないので、羊水穿刺をしなくて済むことの利点

挙げました

10倍多いことには疑問が残りますが・・・

なので、羊水穿刺による破水のリスクを考えると、
私自身は、新型検査もありだ

これは、新型検査が「命の選択」に繋がるという意見とは、
全く別の次元での経験者からの強い想いです

私の場合、妊娠後期妊に娠糖尿病による羊水過多となり、
羊水を抜かなければ(羊水穿刺をしなければ)、破水のリスクが
あったし、逆に、抜くことでの破水のリスクもあったのです

でも、最終的には、かなりの過多となってしまい、
抜かざるを得なかった状態でした

そして、抜いた羊水の有効利用?

おひーさまにダウン症があると判ったという流れです。具体的には、
妊娠糖尿病の管理入院中の妊娠8カ月の時に、羊水穿刺が
行われ、出産のちょうど1ヵ月前に陽性であることを知りました。
妊娠8カ月位までは、羊水検査=中絶と思い込んでいた私

羊水検査で判ることは、染色体異常のみで、費用対効果が低い

(こんな時にも、損得勘定


破水のリスクは1/300で、ダウン症の発生率1/1000より高い

という2つの理由からも、「羊水検査なんて、死んでも受けな~い

でも、その考えを一変させたのが、外来の担当医で後に
帝王切開の執刀医となるI先生のお言葉

「お腹の赤ちゃんの十二指腸閉鎖がダウン症によるもの
なのかどうかを先に知っておくと、我々の対応も違います。
早期に色々と準備が出来ます。どうせ抜かなければならない
羊水です。それをそのまま検査に出しませんか?」
この説明で、羊水検査=命を守る手段!に変わりました

「赤ちゃんの命を守るための羊水検査だったら喜んで~

まな板の上の鯉状態で臨んだ羊水穿刺は・・・
ほんと~~~~~~に怖かったです



何が怖かったのかというと・・・
エコーを見ながら、羊水を抜いているI先生の顔

「外来では、いつも穏やかで、優しい先生

「でも、今日は真剣かつ強張った表情

「それほどまでに危険なことをされてるってこと~?

確かに、お腹の上には太~~~い注射が刺さっていて・・・
(羊水穿刺は意外に原始的で、注射で羊水を抜いてました)
「これって、感染のリスク大よね?

「赤ちゃんが動いて、針に触れたら・・・?

「あっ、だから、破水するのか・・・

心の中で色々な独り言を何度も何度も叫んでいて・・・

「S先生が事前説明で、『仮に破水したとしても、赤ちゃんは
十分大きくなっているので、保育器の中で育ちますよ』って
言ってたでしょっ!だから大丈夫

「うっ

「特に、障がいがあった場合、困るな・・・」
「っていうか・・・なんでS先生までいるの~

「羊水を抜いているI先生だけでいいじゃない・・・」
先のことが考えられるようになったり、周りにも目を向けられるように
なったのは、少しずつ緊張が解けていった証拠だったのでしょう

がっ

またもや、私を緊張かつ恐怖に追い込んでくれたのは、
慌てて入ってきた看護師さんとI先生とのやり取り

看護師:「○○助産院から緊急搬送の要請が来ていますが、
受けてもいいですか?」
I先生:「今、手が塞がってるから、断わって!」
「え~~~~っ


「S先生、行って下さい。つっ立てるだけだから、行けるでしょ?」
「って、私が決めることじゃないけど・・・

「市内で一番大きいこの大学病院に断られて、行く所あるの?

I先生とS先生の顔を交互に見ながら、またもや大きな独り言

そして、大きな恐怖心again

羊水穿刺って・・・
緊急搬送の妊婦さんを断わってまで!
先生二人体制でやらなければないほど!
リスクの高い物なんだ~



この間、10分~15分位だったでしょうか?
無事に羊水穿刺を終えたものの、緊張と恐怖心からか、
喉カラカラ


車イスで病室まで運ばれるわたくしがおりました



私の場合は、羊水過多のため750mlも羊水を抜いたので、
(先生の予想より少なかったそうですが)羊水検査のための量と
比べて、時間がかかったし、リスクも高くなったのだとは思います。
ただ、お腹に針を刺して羊水を抜くという行為によるリスクそのもの
に大きな違いはないと思います。
I先生の仰った通り、事前にダウン症があることが分かっていたので、
出産前日には、NICUにおひーさまのベットが用意されているなど、
先生方も万全の体制で臨んで下さいました<m(__)m>。
私自身も、我が子にダウン症があることを知って過した出産までの
1ヵ月間は、色々な準備が出来て、非常に充実していました

「死んでも受けない!」と決めていた羊水検査は、私の場合、
結果的に、「命を守る手段

羊水過多という「災い転じて福となった


なので、今でも、染色体異常を調べるという目的のためだけには、
リスクの高い羊水穿刺に臨むことは、出来なかったと思っています。
そして、あれから4年以上経ちましたが、搬送を断わられた
妊婦さんのことは、未だに気になっています。
「今日の拍手

父母会の会議の合間に、園外保育から
帰って来たおひーさまの姿を発見!
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手すりを使って階段を上がって行く姿に、
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