2011年04月18日
ひーまま大いに語る!3
「有り難い」、「BE動詞でいこう!」、「子供/子供」、
「自己肯定感を育てよう!」、「みんなちがってみんないい」という
5つのキーワードを紹介して来ました

各々のキーワードは、私とおひーさまという二者間の物であって、
社会と関わる上では有効でないことあります

以下4つの発言や書き込みを見聞きすると、やはり二者間だけではなく、
社会に対しても何らかのアクションを起こしていく必要があるのだと思います

1.妊娠初期に大学病院の産科医から言われた
「ダウン症児は20歳までしか生きず、将来、肢体不自由児になる」
「ダウン症児を育てて行くことは苦労の連続。だから中絶を・・・」
2.おひーさま出産直後に区の保健師から言われた
「(ダウン症児と)知っていて産んだのですか?」
3.鹿児島県阿久根市の竹原信一元市長が言った
「高度医療のおかげで以前は自然淘汰された機能障害を持った者を
生き残らせている。結果、養護施設に行く子供が増えてしまった」
4.このブログの一読者が書いた
「障害児が税金を食いつぶす存在である」
医師と保健師は医療・保健の専門家である点、保健師と市長は
税金をもらう公的な立場である点からして、このような発言をする
のは論外

このような発言の背景には、やはり依然として偏見や差別が
存在していると考えざるを得ないのです。
そして、偏見や差別の背景には、障がい児・親の真の姿

知られていないことがあると考えます。
でも、「知らないアンタが悪い!」といつまで言っていても
埒が明かないので・・・
まずは、障がい児の親が真の姿


「おかしいことはおかしい!」ときちんと伝えた後は、口で言っているだけではなく、
きちんと行動に移すべきなのだと思います

そこで考えたのが、4つの行動計画「これが私の生きる道

(な~んか、演歌のタイトルみたいだけど・・・

1.ポジティブなダウン症児母の姿をご披露!
⇒特に、区の保健師的な人に有効!
上述の保健師がそう尋ねた理由は、他のダウン症児母が子供さんの
障がいを受け入れられない中で、私がポジティブに前向きに育児を
していたからだそうで・・・

「ダウン症児母=ネガティブという」偏見を私の姿を通して、打ち破って
行けばいいのです

キャリア支援講座などで、ダウン症のことをちょっとご紹介すると共に、
ポジティブなダウン症母の姿

今後は以下2に書くことも併せて実施して行きたいです

2.ダウン症児のことを伝えて行く!
⇒上述の全ての人に有効!
このブログは開設1年弱で約33万件のアクセスを頂いています
読んで下さっている方々に感謝でいっぱいです

ダウン症の親御さんだけでなく、ダウン症のことを知らなかった方にも
読んで頂けているようで、本当に嬉しいです

今後はブログ以外に講座や講談で、ダウン症のことを伝えて行きたいです

講談は既にご要望を頂いているので、「ダウン症講談♪」を行いたいです

年度内の実現を目指して、ネタ書き頑張るぞ~

3.ダウン症児の見える化!
⇒特に、産科医、ブログの一読者的な人に有効!
講座、講演会、講談も有効な手段ではあるけれど、やはり間接的なので、
ダウン症児の姿を知ってもらうためには、実際のダウン症児に接して
もらうことが一番有効です

大人と比べたら、柔らか頭の小中学生などとおひーさまの交流

(お触りあり!


障がいのないお子さんのママ友との交流も積極的に行っていきますよ

4.ダウン症を含む障がい者の働く場の創出!
⇒特に、昔と違って寿命が伸びているダウン症者を知らない産科医に有効!
特に、税金のことを言う元市長、ブログの一読者的な人に有効!
例えば、25歳のダウン症の男性が駅のカフェで働く姿を上述の産科医が
出勤の度に見ていたら、「ダウン症児は20歳までしか生きない!」と
断言できたでしょうか?
この男性がお給料の中から所得税、または男性を雇うカフェが法人税を
払っていたら、元市長やブログの一読者の発言・書き込みはトーンダウン
するかもしれません。
(一読者さんには、「キーワード4」を読んで頂きたいけれど・・・

カフェに限らず、障がい者の働く場を創出することは、
近江商人の「三方良し!」になるとも考えます。
自分良し:障がい者が働く場とお給料を得られる

相手良し:ウエイターさんがダウン症者であれば、そのスマイルから
お客さんが癒しと元気を得られる

世間良し:障がい者又は雇い先から税金を得られる

「三方良し!」が機能すると、障がい者の真の姿が伝わり始めるので、
上述のような偏見や差別は減って行くと思っています

こんなことを考えながら日々を過ごしていると、
ますますダウン症児育児が楽しくなるひーままです

「今日の有り難い

今日から療育センターの通園が始まりました。
通園に通えることがまず有り難い!
そして、新任の副担任がおひーさまの摂食指導を
真剣にして下さっていたことがとっても有り難かった!!
ご訪問ありがとうございます<m(__)m>
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Posted by ひーまま (陽満々) at 23:30│Comments(3)
│ひーままの子育て論
この記事へのコメント
差別と偏見は難しい問題ですよね…。
ちょっとブログ内容とは違いますが、やはり日本の法律が良くないかな~と素人なりに思います。
たった一人、事件を起こした障害者が居ただけで全ての障害者が差別されてしまう。
健常者だって同じように事件を起こすのに。
これって、「障害者は人を殺しても罪に問われず(もちろん一概には言えないけど)、健常者は死刑も有り得る」というところかなぁと。
もし本当に、差別や偏見を無くしたいのなら、「全てを平等に」が絶対条件だと思います。
障害ゆえの特性で、こだわりすぎてしまい事件になった。
障害ゆえに他者の気持ちを理解できず事件を起こしてしまった。
善悪の判断がつかない。
それでも犯罪は犯罪として、健常者と同じように裁かれれば偏見は減るかなと思います。
不愉快だったら申し訳ないです。
近所に超多動の男性が居るんですが、彼は家を飛び出しては女の子を襲います。
下は幼稚園児から、上は高校生まで。
何度も警察沙汰になってますが、一度も逮捕されていません。
ご両親も「ずっと見張れない」と放置で、もう被害者に謝罪することにも疲れたのか謝罪もありません。
こういう状態だと、周りも「障害者=犯罪者」のイメージが刷り込まれ自然と避けるようになります。
悪循環ですよね。
障害者にも健常者にも、常識と謙虚さが必要なのかな…。
よく解らなくなってきました。
でもいつかの記事でひーままさんが、一人非常識な障害者や家族が居たからと言って全てがそうではない、みたいな事を書かれていて(うろ覚えなんでたいぶ違うかも)、「ああ、そうだな」って素直に思えたんです。
私の中で男性障害者=性犯罪者みたいなイメージがあったけど、確かにそんな訳ないよなって。
それですごく心が軽くなりました。
御礼を言いたいです。
どうもありがとう!
ちょっとブログ内容とは違いますが、やはり日本の法律が良くないかな~と素人なりに思います。
たった一人、事件を起こした障害者が居ただけで全ての障害者が差別されてしまう。
健常者だって同じように事件を起こすのに。
これって、「障害者は人を殺しても罪に問われず(もちろん一概には言えないけど)、健常者は死刑も有り得る」というところかなぁと。
もし本当に、差別や偏見を無くしたいのなら、「全てを平等に」が絶対条件だと思います。
障害ゆえの特性で、こだわりすぎてしまい事件になった。
障害ゆえに他者の気持ちを理解できず事件を起こしてしまった。
善悪の判断がつかない。
それでも犯罪は犯罪として、健常者と同じように裁かれれば偏見は減るかなと思います。
不愉快だったら申し訳ないです。
近所に超多動の男性が居るんですが、彼は家を飛び出しては女の子を襲います。
下は幼稚園児から、上は高校生まで。
何度も警察沙汰になってますが、一度も逮捕されていません。
ご両親も「ずっと見張れない」と放置で、もう被害者に謝罪することにも疲れたのか謝罪もありません。
こういう状態だと、周りも「障害者=犯罪者」のイメージが刷り込まれ自然と避けるようになります。
悪循環ですよね。
障害者にも健常者にも、常識と謙虚さが必要なのかな…。
よく解らなくなってきました。
でもいつかの記事でひーままさんが、一人非常識な障害者や家族が居たからと言って全てがそうではない、みたいな事を書かれていて(うろ覚えなんでたいぶ違うかも)、「ああ、そうだな」って素直に思えたんです。
私の中で男性障害者=性犯罪者みたいなイメージがあったけど、確かにそんな訳ないよなって。
それですごく心が軽くなりました。
御礼を言いたいです。
どうもありがとう!
Posted by 珠子 at 2011年04月20日 22:44
珠子さん。
コメントをありがとうございます。
不愉快だなんて・・・
私も犯罪は基本、障がい者も犯罪として、
健常者と同じように裁かれるべきだと思っていますよ。
もちろん、犯罪の内容にもよりますが・・・
ただ、偏見の温床はここにはないと思っています。
感覚でそう思っているだけなので、偏見や差別の
メカニズムについて勉強していきたいです。
「障害者=犯罪者」や「ダウン症の母=ネガティブ」
というステレオタイプが形成されるメカニズムも
知りたいです。
「障害者=犯罪者」とご近所の方が思われるのは
まだ理解できるのですが、保健師という公の立場で
子育ての助言をすべき立場の人が「ダウン症の母=
ネガティブ」と思い込んでいることは多くの問題を
含んでいます。
保健師のように影響力を持つ立場の人の偏見を
どう取り去るか?も勉強していきたいです。
また、差別や偏見に関するご意見を下さいね♪
勉強になります!
コメントをありがとうございます。
不愉快だなんて・・・
私も犯罪は基本、障がい者も犯罪として、
健常者と同じように裁かれるべきだと思っていますよ。
もちろん、犯罪の内容にもよりますが・・・
ただ、偏見の温床はここにはないと思っています。
感覚でそう思っているだけなので、偏見や差別の
メカニズムについて勉強していきたいです。
「障害者=犯罪者」や「ダウン症の母=ネガティブ」
というステレオタイプが形成されるメカニズムも
知りたいです。
「障害者=犯罪者」とご近所の方が思われるのは
まだ理解できるのですが、保健師という公の立場で
子育ての助言をすべき立場の人が「ダウン症の母=
ネガティブ」と思い込んでいることは多くの問題を
含んでいます。
保健師のように影響力を持つ立場の人の偏見を
どう取り去るか?も勉強していきたいです。
また、差別や偏見に関するご意見を下さいね♪
勉強になります!
Posted by ひーまま
at 2011年04月23日 01:22

ひーママさんにとっては、心底不快なコメントになるかもしれません。
が、どうしても言いたかったので。
三方良しについてですすが、「ウェイター・ウェイトレスがダウン症であれば、その笑顔から元気をもらえる!」というのは、いかがなものでしょうか。
健常な人の笑顔では、足りないのですか?
接客業に従事する人は、プロの意識を持って、お客様に楽しい時間を提供できるよう、日々努力しています。
ダウン症であれば、笑顔の価値はアップするのでしょうか。
逆に、普通の人の笑顔は、価値がないのでしょうか。
ダウン症であっても、子供も、育てる親も幸せだということは、大事なことです。
でも、幸せや、かわいらしさ、親としての充実度について
ダウン症>>>>健常
という表現は、いかがなものかと思います。
「ダウン症だから、普通の子より不幸だね」という言葉に、ひーままさん親子は何度も不快な思いをされたでしょう。
それと同じことを、健常な子供を持つ母親に味わわせるというのは、いかがなものでしょうか。
そんなこと言ってないです、とひーままさんは否定されるかもしれません。
無意識、無自覚かもしれません。
ですが、このブログには、『三方良し』の話を含めて、そうと感じられる表現が多いです。
一人の読者の意見として、受け止めていただければ幸いです
が、どうしても言いたかったので。
三方良しについてですすが、「ウェイター・ウェイトレスがダウン症であれば、その笑顔から元気をもらえる!」というのは、いかがなものでしょうか。
健常な人の笑顔では、足りないのですか?
接客業に従事する人は、プロの意識を持って、お客様に楽しい時間を提供できるよう、日々努力しています。
ダウン症であれば、笑顔の価値はアップするのでしょうか。
逆に、普通の人の笑顔は、価値がないのでしょうか。
ダウン症であっても、子供も、育てる親も幸せだということは、大事なことです。
でも、幸せや、かわいらしさ、親としての充実度について
ダウン症>>>>健常
という表現は、いかがなものかと思います。
「ダウン症だから、普通の子より不幸だね」という言葉に、ひーままさん親子は何度も不快な思いをされたでしょう。
それと同じことを、健常な子供を持つ母親に味わわせるというのは、いかがなものでしょうか。
そんなこと言ってないです、とひーままさんは否定されるかもしれません。
無意識、無自覚かもしれません。
ですが、このブログには、『三方良し』の話を含めて、そうと感じられる表現が多いです。
一人の読者の意見として、受け止めていただければ幸いです
Posted by Y at 2011年05月24日 10:52
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