たまりば

出産・育児 出産・育児その他 その他

2010年09月25日

知っていて産んだのですか?8

「知っていて産んだのですか?7」で、
K保健師が「(ダウン症)と知っていて産んだのですか?」
と質問したことに対するヒアリング結果を書きました。

今日は、K保健師の上司M元係長に対するヒアリング結果を書きますicon_bikkuri


母集団(ヒアリングの対象)は、ひーままの友人、知人、初対面であっても
ダウン症児の母が直接聞いたことなので、温情があったことは否めませんicon10
また、30代40代が中心なので、世代の特殊性もあるかもしれません。

ヒアリングは54名(うちダウン症児の親22名)に対して行い、
以下のような回答を頂きました。

2.M元係長が「(ダウン症と)知っていたと知らなかったとでは
  保健師の対応が違う」と明言したことに関して、
  一方で、三か月健診の時に謝罪に来たことに関して、

①事前に知っていたお母さんと後で知ったお母さんへの具体的な
 対応の違いを聞いてみたい。
②時期で違いがあると証明されているのなら、
 謝罪にくる必要はないはず。
③知った時期で対応を変えると決めたのは誰なのか?
 障がい児の親とどれだけ接した人の判断なのか?
④個人情報保護法に関する教育をしてほしい。
 健診のついでではなく、家庭訪問をするなどきちんと謝罪すべき。
⑤知った時期で福祉サービスに違いが出るのはおかしい。

⑥勝手な解釈でサービス内容を変えるのはおかしい。
⑦知った時期ではなく親の人間性の問題。
 そんなことも分からない人が行政にいるとは・・・
⑧電話の内容と謝罪時の内容がかけ離れている。
 場当たり的な対応でしかない。
⑨役所の答えそうな内容。問題を大きくしたくないので、
 後で謝りに来たのでしょう。健診という忙しい時に謝罪するのは問題。
⑩その係長は保健師の資格を持っているの?
 知った時期と答えている所から持ってそうにないけど・・・

⑪自分の経験から言って、受容できるかは時期の問題ではない!
 係長は明言しているようなので、その根拠を聞いてきて欲しい。
⑫時期によって対応を変えるマニュアルでもなければ、明言できないはず。
 マニュアルなど対応の根拠となる物を見てみたい。
⑬部下を守りたいだけの詭弁。だから謝罪に来たのでしょう。
⑭先に知っても受容できないものはできない!
 私は妊娠8カ月の時に知って、仕方なく出産した。
⑮部下の教育をする立場にあると思うが、まずは係長自身の
 偏見をなくす方が先。時期の違いというのは逃げ口上!

⑯知った時期の違いではなく、親の心理状態で対応を変えるべき。
⑰知った時期の違いと区切って、仕事を楽にしようとしているのでは?
⑱係長は障がい児の親とどの位係わって来たのか?
 時期によって対応を変えるという決まりが出来た背景を知りたい。


重複した物や似ている物は書いていませんが、
「明言できた背景を知りたい
対応が間違っていなければ、謝罪に来る必要はないはず」
「その場限りの発言」、「部下を守るための詭弁」
「三か月健診のついでに、謝りに来たのは問題」
という意見が圧倒的に多かったです。

なお、要望としては、
知った時期ではなく、親の心理状態に合わせた対応をしてほしい
という意見が多かったです。
要望というより、心理状態に合わせた対応をしていないの?
というface08もありました。

次回の「知っていて産んだのですか?9」では、
K保健師とM元係長の発言の裏にあると推測される
偏見に関するひーままの意見への
ヒアリングの回答(抜粋)を書きますねicon12



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    Posted by ひーまま (陽満々) at 23:54│Comments(6)知っていて産んだのですか?
    この記事へのコメント
    ひーままさん

    はじめまして、アッパー尾崎です
    コメントありがとうございました!
    ひーままさんのブログについては一歩塾の講義にて
    先生が参考にするようにと言われておりましたので、
    拝見しておりました。とても温かく、やさしくときには理不尽な事に対する問題提起もされており、やはりもの言わぬ羊、見て見ぬふりではけっしてならぬと考えさせられました。
    きっと多くの方がひーままさんのブログから勇気と元気を貰っているのだと思います!
    今後とも交流のほど宜しくお願いします
    Posted by アッパー尾崎 at 2010年09月26日 18:38
    こんばんわ。

    今日は、私が接した保健師のお話をさせて頂きます。

    私は娘を里帰り出産したので、保健師の新生児訪問は生後3ヶ月頃に受けました。(申請のハガキにはダウン症と記入していました。)
    その時は障がい児を持った気持ちもだいぶ落ち着いてきており、娘の幸せな人生の為には何をしてやれば良いだろうと前向きな考えをしていました。

    けれども訪れた保健師は、「まだ3ヶ月しか経ってないのに、明るく前向きですごいですね~。この位だと結構皆さん落ち込んでいる方が多いんですよ!」とケロッとした顔で言ったのでした。

    私はあまりの言葉に呆然として、「そうですか?でもそれでは何も始まらないから」としか言えず、保健師が帰宅した後になってモーレツに腹が立ったのですが、その後結局何も動かなかったんですよ。今だったら絶対黙っちゃいないんですけどね・・・。

    要するにその保健師は、障がい児の親はずーっと悲しんでいるもんだと思っているんですよね。かと言ってそんな親に対して何かフォローする知識などもまったく持っていない。
    「療育に関する情報を近いうちにお届けします!」と言っておきながら、結局二度と現れなかったし・・・。あの訪問には何の意味があった?という思いだけが残りました。

    それからもう一人は、ダウン症児を持った保健師さん。
    同じ早期療育を受けていたので、乳幼児期に何度か顔を合わせていたのですが、その方はお子さんを預けた保育所に、途中退園するまでの2年間、一切我が子がダウン症だとは言ってなかったそうです。もちろん園の先生達は気付いていましたが、親から何も言われないので、気付かないふりをしていたとか。

    この様に私やひーままさんの体験を考えると、どうも保健師の世界では障がい児を特別視(悪い意味で)する傾向にあるのかなと思わざるを得ないような気がしてきます。
    当然医学的知識を有する国家資格者なのに、この様な対応しか出来ないとは、あまりにも意識が低過ぎますよね。
    Posted by きゅー at 2010年09月26日 21:49
    アッパー尾崎さん。

    コメントありがとうございます<m(__)m>

    私もアッパー尾崎さんのブログを拝見しています。
    とても楽しいブログですね♪

    私はひつじ年に近い丙午のためか、
    「もの言わぬ羊」にはなれず、
    「見て見ぬふり」の出来ない丙午なのでしょう(笑)
    感覚的には虎ですけど・・・

    こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願い致します<m(__)m>
    Posted by ひーままひーまま at 2010年09月27日 00:22
    きゅーさん。

    いつも適切なコメントをありがとうございます<m(__)m>

    きゅーさんも似たような体験をされていたのですね?
    実は、障がい児のお母さん以外からも、保健師に
    余計なことを言われた系のコメントを頂いているのですよ(-_-;)。

    「障がい児の親はずーっと悲しんでいるもんだと思っているんですよね。」
    全くの同感です!

    私もきゅーさんと同じように、おひーさまの障がいを軽減する「方法」を
    まず考え、その第一歩として訪れた地域保健福祉センターで
    保健師から言われた一言です。

    障がい児の親=ネガティブに当てはまらないひーままの出現に驚いて、
    思わず訊いてしまったのだ!と結論付けています。
    今後も「知っていて産んだのですが」で書いていきますが・・・

    我が家を訪問して下さった保健師さんは良い方で、
    有益な情報も1つ頂きました。

    一方で、今回、書いた係長のあまりに行政的な対応には
    怒り心頭に達し、色々とアクションを起こしました。
    また詳しく書いていくので、読んでくださいね♪

    他人のことなので、とやかく言えないのですが、ダウン症児を
    持った保健師さんは保育園に伝えるべきだったと思います。
    それによって保育士さん達の対応が違い、翻ってお子さんの
    成長にプラスになることが多いと考えるからです。
    お母さんの名誉?こだわりより、子供のより良い成長に目を向けて
    欲しかったと同じダウン症児の母として思います。

    私も、保健師の世界には障がい児を特別視(悪い意味で)
    する傾向があるように思います。
    それを解明する意味でも、この記事を連載しているのですが・・・
    全て連載し終わった時点で、別の角度からアクションを起こす
    予定でおります。

    医学的知識を有する国家資格者の発言なので、それが根拠のない
    独りよがりの意見であっても、真実味を帯びてしまう危険性を
    訴えていきたいと思っています。

    たぶん連載は最低11までは続くと思います。
    飽きずに読んで頂けましたら幸いです(^O^)/
    Posted by ひーままひーまま at 2010年09月27日 00:49
    はじめまして
    知ってて産んだんですか?
    という質問はなかなか当事者には普通浴びせられない質問ですよね。
    でも世の中ずけずけ物を言う人って居るんですよね。
    それは軽く流す程度で良いのではないでしょうか?
    全く気にせず自信があれば、その発言程度で怒りの感情は出ず、受け流せます。
    Posted by 満里奈 at 2012年03月07日 16:24
    満里奈さん

    はじめまして
    コメントをありがとうございます。

    満里奈さんとは真逆で「ひーままさんは自分に自信があるから
    保健師に堂々とクレームを付けに行けた」というご意見もある
    のです。どちらの意見もその方がそう思い以上、その方にとっては
    そうなのだと思います。恐らく誰にも断定できないことでしょう。

    先日、面接を行ったのですが、人によって評価が分かれる
    ことがありました。同じ人を同じ時間、同じ場所で見ていても
    そうなのですから、ブログという間接的なものであれば、
    尚更でしょう。面接の場合、それが採用不採用につながるので
    自分の「評価」が果たして正しかったのか・・・と思うことも
    ありますが、ブログのコメントはただの「見方」ですので・・・

    但し、万人が受け流せることだとしたら、責任を取りたがらない
    役所の課長と係長が「謝罪文」という証拠の残る物をわざわざ
    我が家まで持って来て、謝罪したのか理解できませんが・・・
    Posted by ひーままひーまま at 2012年03月16日 01:12
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