たまりば

出産・育児 出産・育児その他 その他

2011年01月28日

知っていて産んだのですか?15

K保健師の「(ダウン症と)知っていて産んだのですか?」発言を巡って、
様々な波紋が生じていること、二度と同じことを繰り返して頂きたくない
ことから、ご本人と上司に当るM元係長、I元課長も同席の上、面談を
しました。そして、面談の最後に、以下、5つの要求事項icon05を提出しました。

①面談を通しても「知っていて産んだのですか?」の明確な取得理由が
見えてこないため、二度と同様の質問をしないこと!

②K保健師が三カ月健診の時に発言した内容から、やはりダウン症児を
含む障がい児の親=ネガティブという偏見があるように見受ける。
こうした偏見をなくした対応をしていくこと!

③M係長が「(ダウン症と)知った時期によって保健師の対応が違う」
と発言したことを受けて、知った時期ではなく、その方々の心理状態
などに合わせた対応をすること!
(早く知ったからといって、
受け入れられる訳ではない。むしろ逆のケースもあるため)

④市議会議員さんに立ちあって頂いたこともあるので、必要であれば、
今回のケースを議会などで明らかにして、市政に役立てて行くこと!

⑤今回の体験をブログや講演などで公にしていくことに難色を
示さないこと!(センター名などは非開示)


そして・・・
面談を行った日が年度末の3月31日だったので、
年度が変わった4月に、新しい課長さんと係長さんが
「要求事項に対する回答について」という書面を
わざわざ我が家まで持参して下さいました<m(__)m>


その内容の全てを書くことは控えたいと思いますが、
再発防止の観点から重要な点icon_kirakira_rを抜粋して書きますicon_bikkuri

①窓口でのやりとり、面接等で不適切な対応、プライバシーの配慮に
欠く対応があった。

②①のために、私に大変不快な思いをさせてしまったことを深くお詫びする。

③要求事項については、話し合いの通りと理解している。

④二度と「知っていて産んだのですか」という言葉は使用しないし、
そのように受け取られるような質問もしない。

「障害児の親」、「障害を知った時期」ではなく、保護者のお一人
お一人の状態を把握した対応を行っていく。

⑥同じ業務を行う他の職員にも情報を共有し、二度とこのようなことを
繰り返さないように再発防止に取り組んでいく。


K保健師の発言を巡って、様々なアクションを起こした結果、
特に⑤の成果が得られたことがとても嬉しいですicon06
役所の職員は、保健師に限らず、窓口に来ている人の真意
(本当に相談したいこと)を瞬時に理解する力を付けるべきだと思います。

それはかなり難しいことなのかもしれませんが、K保健師のように自分の
興味本位だけで質問することは絶対にあってはならないことですicon08
療育センターの情報が欲しかったのに、なぜ「(ダウン症と)知っていて
産んだのですか?」という質問をされなければならないのでしょうか?
(というより、そんな対応をする保健師がいたことが信じらないけれど・・・)

また、⑥のように他の職員とも今回のことを共有することで、再発防止に
なること
(他の障がい児の親御さんが同様の想いをしなくても済むなど)
もとても嬉しいです
icon06



新しい課長さんと係長さんには、⑤と⑥という成果が出たことを
嬉しく思うことを伝えました。
同時に、ダウン症児を授かった親御さんが相談に来られた場合、
私のことを紹介しても構わないこと、区役所の職員向けに
「ダウン症児育児」の話しを喜んですることを伝えました。
(いずれも、区役所からの連絡はないけれど・・・face02


この「知っていて産んだのですか」シリーズは、もしかしたら
K保健師と同様の対応をしてしまっていた保健師さんなどの
医療保健関係者と市職員の方を主にターゲットにして、私の
考えを様々な視点から書いてきました。

「要求事項に対する回答」という形で決着icon05が着いたので、
このシリーズは今回で終了とします。なお、このシリーズは
カテゴリー「偏見との飽くなき闘い」の中で書いてきましたが、
「知っていて産んだのですか?」という単独のカテゴリーに移します

カテゴリー「偏見との飽くなき闘い」の第一号となるのは、
「K保健師を反面教師に・・・」というタイトルの記事です。
近日、アップする予定ですので、お楽しみに~~~icon31


今日のラッキーicon303
ひーぱぱが接待だったので、夕飯を作らなくて済んだ!
「亭主元気で午前様がいい♪」



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    Posted by ひーまま (陽満々) at 23:53│Comments(10)知っていて産んだのですか?
    この記事へのコメント
    私の息子に関する担当の保健師さんの対応はとてもよかったです。
    もしかしたら、ひーままさんがいろいろ闘ってくださったお陰かもしれないです<m(__)m>

    同じような立場に立った時、私はひーままさんのように闘うことが出来るのだろうかと考えさせられました。
    Posted by こうちゃんママ at 2011年01月30日 21:32
    こうちゃんママさん。

    いつもコメントをありがとうございます<m(__)m>

    まぁ、K保健師のような方はそうそういなくて、
    ほとんどの方は親身な対応をして下さるのだと思います。

    K保健師のような興味本意の質問されることで、
    欲しい情報が得られないばかりではなく、
    「前を向いて歩いて行こう!」と思って来た方を
    かえって意気消沈させてしまうことが
    一番悲しいことです(T_T)。
    そう思ってアクションを起こしました!

    それに、色々なダウン症児のお母さんと接していますが、
    告知を受けた後も前も変わらず、子供を愛している方って
    多いですよ!実情を知らずに想像(ステレオタイプ)だけで
    質問しまったことの表われかな?と思っています。

    私は昔から「おかしい!」と思うことは誰に対しても
    意見を言うのです。筋肉製の脳ミソのなせる技ですかね?
    これからも脳ミソがなくなるまで、言い続けていく気がしています(汗)
    あ~あ・・・
    Posted by ひーままひーまま at 2011年02月02日 02:37
    このカテゴリー全て拝読しました。
    世間に対する怒りは、実はひーママさん自身のぶつけようがない心の葛藤の現れに感じます。
    よく冷静に考えていただくと気付くかもしれないし、ひーママさんが頑固なら一生気付かないかもしれません。
    Posted by 満里奈 at 2012年03月07日 16:36
    満里奈さん

    再びコメントをありがとうございます。

    「心の葛藤」、いいですね~!
    私にもそんな熱い物があるのですね~(^^ゞ
    まぁ確かに、そうした熱い物または、「世間への怒り」が
    あったからこそ、内閣府の社会起業家プランコンテストで
    優秀賞を頂戴出来たのだと思います(^O^)/

    「自分自身へのぶつけようのない・・・系」の人は、
    最終審査には残れても、賞は受賞できない!と審査員に
    言われました。なぜ私が受賞できたのか分からなかったので、
    率直に聞いてみたら、そう言われました。当時は理解出来
    なかったのですが、日を追うごとにニュアンスがつかめて来て、
    今回の満里奈さんのコメントで再認識できました。
    ありがとうございました<m(__)m>

    そして、頑固かもしれない・・・とのご指摘も、
    ありがとうございます<m(__)m>
    筋が一本通った感じがして好きな言葉なのですが、
    「頑固」と言われたことはほとんどなかったので、
    ちょっぴり嬉しいです♪
    Posted by ひーままひーまま at 2012年03月16日 01:26
    一連の流れを拝見しましたが、K保健士の発言のどこが悪いのかわかりません。お気に触ったらごめんなさい、ひーままさんへの批判ではないのです。
    たとえば、羊水検査を受けて、それでもこの子を産むのだ、という思いを抱いてお子さんを迎えるママと、生まれて初めて染色体異常があるとわかったママさんでは周りのケアも違ってきますよね。
    課長が謝罪にきた=ひーままさんが間違っていないということではないのです。
    役所というところは、「あーこの人、ちょっと…」と思うとすぐに謝罪をしますよ。特にマイノリティ関係には、はたから見ているとおかしいくらいに謝罪をします。ひーままさんの神経を逆なでしないように。
    もちろん、おかしな対応をする役所もあるでしょうが、あんまり言葉ジリをとらえて周囲を責め立て「やっぱり障害児の親は過敏だ」というイメージを発信するのは、どうかなと。
    Posted by 満里菜さんと同意見です。 at 2012年03月20日 17:28
    満里菜さんと同意見ですさん。

    はじめまして!ではないですよね?満里菜さん?
    満里菜さんと同一人物ですよね?

    と書かれたら、何の根拠があって?と思われるでしょう。
    本人にしか分からないことですので・・・
    同様に、「課長が謝罪にきた=ひーままさんが間違っていない」
    ということではないのです。」と、その場に居合わせてもいないのに
    なぜ断言できるのでしょうか?

    課長からの心からの謝罪(言葉だけではなく、目線、指、
    肩の位置などのメタメッセージも含め)があったので、
    第3、第4の策を講じなかったのですよ。
    本人たちにしか分からないことです!

    また、役所の改善点として、「知った時期ではなく、お母さんの
    心理状態に合せた対応をしていく」という回答を頂いています。
    つまり、知った時期によって対応を変えないということです。
    よく読んでからコメントを下さいね。

    上記のこと及び「やっぱり障がい児の親は過敏だというイメージ
    (満里菜さん独自のステレオタイプ)を堂々と書いてしまう行為は、
    非常に表面的にしか物事を見ていない表われだなのだと思います。

    お気に触ったらごめんなさい、満里菜さん自身への批判
    ではないのです。ただ、私自身は上記の行為に関しては、
    天地がひっくり返っても行わないで行こう!と
    反面教師のように感じています。

    一方で、このようなことを書いてしまう満里菜さんが心配です!
    役所のように「あーこの人、ちょっと…」とは思いませんよ。
    心に何かを抱えていらっしゃるのだと思っています。
    恐らく、私のブログは一つのモチーフにしか過ぎないのだ
    と思います。

    とても忙しくしており、コメントへのリターンも遅くなっている
    ような状態ですが、相談に乗りますよ!
    オーナーへのメッセージからご遠慮なく相談事を
    寄せて下さいね♪
    Posted by ひーままひーまま at 2012年04月17日 18:51
    いいえ、私は満里菜さんとは違いますよ。
    ブログ管理人ならば同一人物ではないことはアクセス解析等から簡単にわかると思いますが…。
    自分に同意しない人間は一人しかいないはず、あるいはとても少数なはず、という思い込みが上記のような考えに結びついてしまうのでしょうか。
    Posted by 満里菜さんと同意見です。 at 2012年04月22日 13:31
    満里菜さん

    再びコメントをありがとうぎざいました。
    「課長が謝罪にきた=ひーままさんが間違っていない」
    ということではないのです。」と、その場に居合わせても
    いないのに断言してしまう満里菜さんと違って、色々と調べて、
    満里菜さん=満里菜さんと同意見ですさんと考えました。
    と言っても、98%の確率だそうなので、断定はできません。

    ブログ管理人ならば同一人物ではないことはアクセス
    解析等から簡単にわかると思いますが…。

    ⇒満里菜さんがよ~~~く知っていることだとは思いますが、
    例えば、携帯で書いて、職場のPCで書いて、インターネット
    カフェのPCで書いて、家のPCで書けば、各々のIPは違います。
    IPほど子供騙しの物はないと思っています。

    なので、別の方法で調べて得た結果です。
    また、以前にも別のハンドルネームでコメントを
    下さっているようですが・・・

    「自分に同意しない人間は一人しかいないはず、
    あるいはとても少数なはず」と思えるのは、
    逆に素敵ですよね?(笑)
    もう一人の私がいたらこんな考え方を
    持ってみてもいいな~♪と思うかもしれません。

    でも、残念ながら、私の座右の銘の一つは、
    「みんなちがって、みんないい」なのです。
    違うことって、とても素敵なことだと思いますよ!
    色々な考え方があって良く、それぞれが尊重される
    べきだと思っています。
    (公序良俗に反することを覗く)

    逆に「自分に同意しない人間は一人しかいないはず、
    あるいはとても少数なはず」と思っているのは
    満里菜の方ではないですか?
    私は微塵にも思っていないので、そんな表現を
    思いつくことも書くこともできません。

    そして、上記の概念が満里菜を苦しめているようにも
    感じています。前のコメントでも書きましたが、
    どうぞ相談のメールをオーナーへのメッセージから
    送って下さい。出来る限りご相談にのりますので!
    Posted by ひーままひーまま at 2012年05月10日 23:22
    はじめまして。
    ダウン症について調べていてこのブログを見つけ興味深く拝見しました。

    私はK保健師さんの発言が、執拗な非難を受けなければならないようなものではないと思うので、K保健師さん他、巻き込まれた方々がお気の毒だったな、という感想を抱きました。ひーままさんは「成果」を喜んでおられますが、他の障がい児の親御さんのプラスには必ずしもならない面があると思いますよ。

    「課長が謝罪にきた=ひーままさんが間違っていないということではないのです」という指摘についても、私は普通に「そりゃ、当然そうだよね。」と思いました。この指摘は、ひーままさんが間違っているかどうかついては何も断言していませんので、「断言」している!と繰り返し非難するのは的外れだと思いますよ。

    私を含めて、上記のような印象を持つ読者にとっては、ひーままさんの言動はひーままさんの「ブログ発信の狙い」とは裏腹の効果になってしまうかもしれませんね。
    Posted by 満里奈さん達に一票 at 2012年05月11日 15:48
    満里奈さん達に一票さん

    またあなたですか・・・
    通りすがりさんなど、これまでも色々な方を
    装ってコメントを下さっていますね?

    突出して薄い文章(論理展開が下手で、訴求性がなく、
    信憑性に欠ける)なのでIPを見ずとも、すぐに分かります。
    色々な方を装うので、信頼もできないし・・・
    自分の意見に自信があったら、そんなことしなくて
    いいですよね?

    もう少しスマートな文章を書けるようになってから
    コメントを下さいね。まずは、生身の人間との
    ディベートから入ることをお勧めしますよ!
    このブログも容量制限があるので、信頼できず
    薄い文章を書かれる方のコメントは削除していきます。

    ただ、あなたの文章は手を焼いた部下のものに
    そっくりで、ちょっと懐かしいのです(^^ゞ
    パパコネで入ったためか、他の子と比べて
    本当に仕事が出来なくて、出来なくて・・・
    色々な指導をしましたが、本当に本当に伸びなくて・・・
    本人も目に涙を溜めながら、一生懸命に文章を書いて
    いましたが、人様に見せられるものではなくて・・・

    な~んか懐かしくなってきちゃったので、
    宜しかったら、オーナーへのメッセージから
    書いた文書を送って下さいね。添削指導して差し上げます。
    多忙を極めていますので、すぐにはリターンできませんが、
    ご遠慮なく!
    Posted by ひーままひーまま at 2012年05月26日 01:40
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