たまりば

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2010年11月22日

自己肯定感を育てる1

先日、「自己肯定感を育てるために」という講演会に行ってきました。
講師は臨床心理士の方で、「うん!うん!」とうなずくことが多かったので、
記事にしてみようと思いました。全部を伝えることは紙面の都合があるので、
とても大切だなと思った所を抜粋して書いていきますねicon_bikkuri

小学5年生に「自分のことを好きか?」「自分のことを大切に思うか?」
と質問した所、全体の26%Yesと答えたそうです。
講師は「26%しか・・・」という表現を使っていたし、
私も意外と少ないな?とは思うのですが・・・

裏を返せば、70%以上が自分を好きではない、
大切に思っていないということになる訳ですが、
講師曰く、この背景には
「自分に対する信頼を欠いている」
ことがあるそうですicon10

そして、「自分なんて大嫌い!」と思う人の背景には、
「だって、受け入れられていないんだもん
があるそうです。最悪の場合には、こうした感情が
自殺の引き金を引いてしまうこともあるそうですface11

自殺を防止するためだけではないけれど、今回の講演会では、
「自己肯定感icon31(セルフエスティーム、セルフイントレスト)を
育てていく方法を伝えて頂くことができました。

その1:結果より過程を大切に!

結果を褒めるのではなく、過程を大切にする。
またはどんな結果であっても褒める
例えば、成績表の結果が悪くても
「少し点数が悪かったけれど、先生が『頑張っていたね!』
と書いていてくれてるね・・・」などと。

上記の対応をしていると、
「確かに今回は失敗したけれど、他人にはこう言われたけれど、
自分にはこんな良い所icon01があるんだよ!」という
自己肯定感icon31がつくそうです。

因みに、ひーばば(実母)が私の成績表を見て、溜息をついたので、
小3だった私なりに「4年生になったら、頑張るから!」と言った所・・・
実母からは「もう期待してないから!」と言われましたicon11
これはかなり深い心の傷になっていますface11

講師の方が仰っていた
「頑張っている自分を肯定する子供結果だけ見る親
の対立の生構図ですねicon10

くわしくは、貯愛が減る時3をご覧ください<m(__)m>


その2:我慢させる(耐えさせる)!

「少し待ってくれる?」、「我慢してくれる?」と言って、
我慢出来た子供を必ず褒めるicon_bikkuri
自立(インディペンデント)のためにも、
自律(セルフコントロール)のためにも、
褒めてあげることが重要だそうですface01

因みに、実母とは正反対に祖母は、「あなたの全てが可愛いのよ!」と
私の出来たことではなく、その存在を大切にしてくれる人でした。
また、結果だけではなく、過程を大切にしてくれる人でした。

例えば、唯一の自慢だったかけっこで初めて3位になった時も、
「頑張って3位なんだから、凄いよ!」と褒めてくれましたicon303
私には「自己肯定感icon31がありますが、この背景には祖母との
関係が多分にあると思っていますface16

また、我慢している間に、色々と考えてもらうことができる。
これが頭の中での想像力につながって、今のマニュアル的な
対応を改善することにもつながるということも補足されていました。


その3:プライドではなく自己承認力を!

プライド他者との競争の中でのみ形成されるもので、
崩れ去ることの方が多いそうです。
例えば、都内の有名高校に入学できたとしても、
そこで常に学年トップの成績を保つことは難しいはず!
他にも優秀な生徒がいっぱいいるので、

確かに、常に学年第一位!はかなり難しいわね~icon10
(ひーままは肺活量icon303でしか学年第一位になったことが
ないので、言われるまで分からない感覚でしたface02

「いつもNO1でないと価値がない!」のではなく、
「頑張っていること!」を褒める!
「100点を取ったことではなく、頑張ったこと!」を褒める!
これが大切なんだそうですicon303

祖母との関係から、「その3」に関しては頷き度120%でしたface02
プライドが形成されるメカニズムもよく分かり、
「私って、プライドないよなぁ~icon10」と思っていたことも理解できた
ひーままでしたface02

明日も引き続き「自己承認力を育てる2」を書きますface01
お楽しみに~icon_kirakira_r


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    Posted by ひーまま (陽満々) at 23:55│Comments(2)ひーままの子育て論
    この記事へのコメント
    ひーまま、はじめまして。いつも色々考えさせられながら楽しく拝見しています。今回の記事を読んで、アレレ?と思ったので、初コメントさせていただきます。

    先生のお話では、「プライドではなく…」ということでしたが、その先生はプライドを「虚栄心」といった意味で使われてるんですかね?
    私はプライド=自尊心、と捉えるので、逆にプライドがない人は信用できません。また、大学時代の恩師の話に、自己肯定感にはプライドこそ必要、と教わり、深く納得した覚えがあります。
    プライドがない人は自分を他人も大切にすることができないと思っているのですが、ひーままさんはいかがお考えですか?

    ひーままさんのブログを拝見していて、とてもプライドが高い方だという印象を勝手に持っていたので(ごめんなさい!)今回の記事はとても意外でした。お時間ありましたらご意見お聞かせ下さい。
    Posted by ともか at 2010年11月23日 11:35
    ともかさん。

    はじめまして!
    コメントをありがとうございました<m(__)m>

    講座の間では「虚栄心」という表現は出てきませんでした。
    質問時間に出ていたかもしれませんが、退出してしまった
    ので分かりません・・・

    ともかさんは、
    プライド=自尊心と捉えるのですね?
    確かに、「自尊心が・・・」という言葉はよく聞きますよね?
    確かに、そうなのだと思います。

    実は、私の中には「プライド」という言葉や概念がなくて、
    「プライドってどういうことなのかな?」とおぼろげに思って
    来ました。なので、ともかさんの定義も「なるほど!」と
    新鮮に受け止めています♪

    今回の講座では、プライド=他人との比較の中で形成される!
    を聞いて、「あ~、プライドって、そういう意味なんだ!」と思い、
    自分と他人を比べない「私って、プライドないわ~」と思った
    次第なんです(^^ゞ

    因みに、私の中では「自尊心」というより、「自己肯定感」という
    感覚の方が強いです。中には「自尊心=自己肯定感」と捉える
    方もいらっしゃると思うのですが、私の中では何かが違います。
    うまくは言えないのですが、やはり、自分と他人を比べて優位に
    立とうとするのが「自尊心」、自分/自分が「自己肯定感」のような
    薄ぼんやりとした感覚があります・・・

    また、「自己肯定感」はあるか・ないかという定性的なことが重要で、
    多い・少ないという定量的なものは関係ないのではないか?という
    こちらも薄ぼんやりとした感覚を持っています。一度、「自己肯定感」
    を持ったら、使い回しができるような気がしているんです・・・

    すみません<m(__)m>
    感覚的で、うまく表現できなくて・・・

    でも、色々な捉え方があるのって、
    おもしろいな~と思いました☆

    ありがとうございました<m(__)m>
    Posted by ひーままひーまま at 2010年11月24日 01:35
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      コメント(2)