たまりば

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2011年04月13日

支援をめぐる不協和音

昨日のガイヤの夜明けは「あなたの善意の行方・・・」
というタイトルでスペシャル番組が組まれていました。
今回の東日本大震災の被災者に対する様々な支援の
内容を細かく放映していました。

例えば、栃木県のパン屋さんはパンの缶詰という
3年間持つ缶入りパンを無償で被災された方に配っていました。
社長さんは阪神淡路大震災の時に、パンを提供したものの、
日持ちがしなかったため、廃棄された苦い経験から缶入りパンを
開発したそうですicon12

社長さん自ら、個人宅や避難所で暮らす方々に配ると、
「しっかり味が付いている」といって涙を流す方や
食パンをもらって、拝む年配の女性の姿も映っていましたicon_maro06
画面を通して見ただけでも、ふっくら感が伝わって来て、
食べたくなったひーままface02

また、女川のかまぼこメーカーは熱々の揚げかまぼこを
避難所に配っていました。普段の厚さの1.5倍の特性かまぼこで、
避難所の担当者が冷めないうちに!と早速配り始めると、
「温かい物を食べていなかったから・・・」と周りから拍手喝采icon_bikkuri

パン屋さんにしてもかまぼこメーカーにしても、相手のニーズに
ビンゴな支援icon31を行うから、涙や拍手が出るのだと思います。
パン屋さんは、乾パンなど固いパンしか食べていないだろうから・・・
という温かい気持icon01で、フカフカのパンの缶詰を無償で配るのでしょうface01
かまぼこメーカーは、冷たい物しか食べていないだろうから・・・
という温かい気持icon01で、熱々の揚げかまぼこを配るのでしょうface01


同じ番組に出ていた香港の日本式居酒屋チェーンの社長さんは、
善意があっても、相手を見ながらしないと、
結果としては善意でなくなるicon_bikkuri
と・・・
正にその通りicon303だと思い、一字一句間違えないようにメモる私icon10

彼は日本の自治体にメールを送り、宮城県庁などから要請
があった物のみを送っていました。
でないと、「これも必要だろう」という被災地の現状を知らない
支援者の想像支援を受ける人の実際のニーズ
不協和音icon05が生じるからでしょう・・・
要請されていない物を「私の善意だから」と送っても、
無用の長物!となることを懸念しての行動でしょう・・・


私自身もおひーさまの障がいを通して多くの支援を頂いています。
例えば、療育センターのPTさん、OTさん、保育士さん等々・・・
本当にたくさんの支援を頂いていて、感謝icon_bikkuri感謝icon_bikkuri2です。
「善意≒支援」なのだとは思うけれど、心からの善意icon01がなければ
支援はできないだろうし、続けていくことはもっと難しいでしょう。
また、心からの善意を感じるから、本当に欲している支援を頂けるから、
私も感謝icon_bikkuri感謝icon_bikkuri2なのだと思いますface01


一方で、「(ダウン症と)知っていて産んだのですか?」シリーズに
何度もご登場頂いているK保健師はそう訊いた理由を
「支援の一環で!」と答えていていますface09

最初に取得理由を尋ねた時に、「ひーままさんは他のダウン症児の
お母さん達と違って、お子さんを受け入れて、前向きにポジティブに
育児をされているので、つい訊いてしまいました」と答えているので、
詭弁icon08だということはも承知ですが・・・icon10

百万歩譲って、仮に「支援の一環で!」だったとして・・・
香港の社長さんの言葉を拝借すると、
「支援であっても、相手を見ながらしないと、
結果としては支援どころかicon08になる!」という表現になりますicon15

この人の善意は本物か・・・
この人は自分達のことを本当に思ってくれているのか・・・

こうしたことに関しては、人間のセンサーは鋭く働くicon05のだと思います。
興味本位で訊いたK保健師の質問に、私のセンサーも鋭く反応した訳で・・・

善意icon01を持って支援する側とされる側の間でさえ、時として不協和
生じてしまうのに、自分の興味を充足させるための質問を、
貴女方の支援の一環で!」とすり替えたことは、
正に反面教師的行為icon09

それに、K保健師にそう訊かれた時も、療育センターと市の福祉システムに
ついて聞きに行ったので、本来は福祉担当の人が対応すべきことだったし・・・icon10
私が必要としていた支援とは全く別の物(害を受け取ったことになるし・・・face09
正に、支援する側されるの不協和音icon05の良い例icon_bikkuriだわicon303
まぁ、今日まで保健師に欲する支援は一つもなかったけれど・・・face02


ある番組で被災地へボランティアに行く人がインタビューを受けていて、
「今、ボランティアに行かないと(自分が)後悔するから」と・・・
全ての会話を聞いた訳ではないので、勇み足的な解釈かもしれないれど、
「支援は貴方のための物ではないのよ・・・」と呟くひーままがいましたface03

う~ん、やっぱり「支援」って難しい・・・icon10


今日の有り難いicon06
今日は仕事などで朝から忙しく・・・
そういう時は実家におひーさまを預けるひーまま(^^ゞ
朝から夕方まで、ず~っと面倒をみてくるひーじじ&
ひーばばの存在はとても有り難い<m(__)m>
でも、明日は一時保育デビューなおひーさま♪
ぎゃん泣きは目に見えている・・・(>_<)



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    Posted by ひーまま (陽満々) at 23:47│Comments(2)徒然なること
    この記事へのコメント
    コメントさせて頂きます。

    テレビでこれでもかと支援等を訴えられたら、だれだって何かしなきゃって気持ちになってしまいますよね。

    気持ちなき支援も気持ちのある支援も、自分中心に考えているのか、相手を中心に考えているのかでまったく違うものになってしまうと思います。

    支援する相手の立場・気持ちになって考えて行動しないと、ただの自己満足になってしまうだけ。

    気持ちなき支援の方が、ニーズを捉えている場合ならまだマシということになってしまいますね。

    双方が納得・充足する支援が一番理想的な形なのでしょうが、それを実際に行うのは経験や情報等、必要なものが多くひとりで成し得るのは難しいと思うので、やはり独りよがりにならないよう、人と人の繋がりを大切にして協力しあうことが重要なのかなと思います。
    Posted by STH at 2011年04月14日 01:00
    STHさん。

    いつもコメントをありがとうございます。

    ほんとうにそうですね・・・
    時々、誰のための支援?、
    ベクトルはご自身の方を向いていませんか?
    それって、自己満だと思いますけど・・・
    と感じざるを得ない支援を見ることがあります。

    私は上記3つには当てはまらない支援をして
    最低限、行きたいなぁ~と思っています。
    「東北・北関東の物を買おう!」が今月のテーマかな?
    Posted by ひーまま at 2011年04月16日 03:06
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      コメント(2)