2010年07月17日
ダウン症児の講演会
今日は「ダウン症児のことばとコミュニケーションを育てる
~生活や遊びのなかで~」という講演会に行って来ました。
講師は、東京学芸大学教育実践研究支援センター
准教授の橋本創一先生でした。
講演会の中で「ホーッ!」、「なるほどね~!」
などと感じたことを書いて行きますね。
このブログを読んで下さっているダウン症児の
親御さんのお役に立てると嬉しいです
ただ、1歳2カ月の幼児の母親の視点になっているので、
2歳児以上のお子さんにとって役立つかは分かりません…
1.ホッとした系のこと
おひーさまは一人座りがびみょ~なので、今後のタッチ、歩行開始は
相当遅いだろう。そのことが言葉など知的の発達に悪影響を与えないか
という心配があったのですが…。
先生が指導したお子さんの中で、5歳まで歩けなかったお子さんがいたそうです。
でも、その後は普通高校に進学するなど、知的水準は高かったようです。
お座り期間が長いほど知的水準も高くなるのでは?という仮説もあるそうで、
スタスタ歩けない分、じっくりとおもちゃ等で遊んでいる内に、
逆に知的な部分が育成されていくようです。
2.やっぱり!系のこと
逆に、発語が遅いと知的水準が低くなる傾向はあるようです。
3.「なるほどね~!」系のこと
ダウン症児は一般に記憶力が弱いと言われているそうです。
でも、これは耳からの短期記憶系のことを指していて、
目からの情報はきちんと記憶するようです。
あと、意外と文字好きだそうです。
4.効果的な取り組みは?
目からの情報は記憶するので、
写真や絵などで説明するのが有効だそうです。
文字好きなのだから、話し言葉より、
読み言葉・書き言葉を重視すべきだそうです。
(これには反対意見もあるようですが…)
早くから文字を教えていくことが重要で、
「おしゃべりあいうえお」の機械や50音表は有効だそうです。
5.幼児期からの具体的な取り組みは?
寝る前の音読など、まずは絵本に慣れさせる。
(おひーさまはページをめくるのが大好きで、
ストーリーなど全く聞いていない様子・・・)
おひーさま位の月齢のお子さんの場合、
「だだだ」「ばばば」「ぱぱぱ」などの音を発して、
これが更に複雑な音へとつながって行くそうです。
なので、どこかのひーままのように、「パパを先に言って~」などと
怒っているのではなく、子供の発音を真似したり、
親の方が先に「だだだ」「ばばば」など言うことも必要だそうです。
幼児期は名詞はどんどん入ってくるけれど、動詞は難しいので、
「ワンワン」と子供が言ったら、「走ってくるね」、「寝てるね」
などの動詞をどんどん言ってあげることが大切だそうです。
また、幼児期後期からは「どうして、この子は怒っているの?」
などの問いかけもストーリーの理解力
(物事の時間的・空間的関係)を
認識する上で重要になってくるそうです。
今回の講演会では、怒涛のごとく様々な重要な情報が話され、
脳ミソ筋肉女は付いていくのが大変で…
でも、脳ミソ筋肉女は家に帰って早速、
「ば、ば、ば~!」と言って踊り、
「だっ、だ、だ~」と言って走り、
「ぱっ、ぱっ、ぱ」と言って、
おひーさまを抱きしめてみました
でも、おひーさまったら、「しら~」ってそっぽ
ひーぱぱまで、「ママ、変な人だね?」って
でも、ひーままの飽くなき挑戦は続くのだぁ~
詳しくは、先生のご著書で
9ヶ月のダウン症の男の子のママです。
講演会の内容、とっても参考になりました。
ありがとうございます。
運動発達と知的発達はリンクすると思っていたので、
必ずしもそうでないと知って、ちょっと安心しました。
これからも、ブログに時々お邪魔させてください。
よろしくお願いします。
コメントをありがとうございます。
講演会の内容をブログに書いていいのかな?と思ったのですが、
と~っても貴重な情報ばかりだったので、ひーままだけが知っているのは
もったいない!と思って書いてみました。
参考になったようで、嬉しいです(^O^)/。
運動発達と知的発達の相関関係は必ずしもないようなので、私もホッとしました♪
huru君、男前!(^^)!
huru君とおひーさまは同じ学年になりますね。
宜しかったら、うちのおひーさまをお嫁さん候補にお願い致します<m(__)m>