2010年09月11日
天国の特別な子ども
人生初の入院が悪阻!というひーままにとっては
なんとも情けない状態での入院生活が始まった。
病院はとても古くて設備も使いにくい・・・
「あ~、野戦病院みたい」と呟く。
悪阻だと言っているのに、普通食が出てきて、
ご飯の臭いを嗅いで余計に具合が悪くなる・・・
「拷問だよ!かえって悪化する」とも呟く。
完全「坊主憎けりゃ袈裟までも」のひーまま
しかも24時間点滴で栄養を摂っているので、
行動範囲が限られる
出来ることは携帯でのネットサーフィンくらい
(病院だから禁止なのは分かっていたが・・・)
いつものように、ダウン症のことを検索していると、
「天国の特別な子ども」という詩?を見つける。
「会議が開かれました。
地球からはるか遠くで、
“また次の赤ちゃんの誕生の時間ですよ”
天においでになる神様に向かって、天使たちは言いました。
“この子は特別の赤ちゃんで、たくさんの愛情が必要でしょう。
この子の成長は、とてもゆっくりに見えるかもしれません。
もしかして一人前になれないかもしれません。
だからこの子は下界で出会う人々に
とくにきをつけてもらわなければならないのです。
もしかしてこの子の思うことは
なかなか分かってもらえないかもしれません。
何かやっても、うまくいかないかもしれません。
ですから私たちは、この子がどこに生まれるか
注意深く選ばなければならないのです。
この子の生涯が幸せなものとなるように
どうぞ神様、この子のためにすばらしい両親をさがしてあげてください
神様のために特別な任務をひきうけてくれるような両親を。
その二人は、すぐには気がつかないかもしてません。
彼ら二人が自分たちに求められている特別な役割を。
けれども、天から授けられたこの子によって
ますます強い信仰と豊かな愛を抱くようになることでしょう。
やがて二人は、自分たちに与えられた
特別の神の思召しをさとるようになるでしょう。
神からおくられたこの子を育てることによって。
柔和でおだやかなこの尊い授かりものこそ
天から授かった特別なこどもなのです”」
(Edna Massimilla作 大江佑子訳)
この詩?を読んで、「坊主憎けりゃ袈裟までも」
状態だった心がだんだん溶けていくのが分かる。
何だかとても温かい心地良い気持ちにもなっていく
同時に、私達夫婦が
「特別な任務を引き受ける?」
「素晴らしい両親?」
そ~れはあり得ないよ~!とほくそ笑んでもみる
でも、ちょっと嬉しかったりして・・・
そんな時、
「あっ!」と思い出したことがありました。
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